IT業界の花形職種であるエンジニアですが、そのイメージとは裏腹に泥臭い作業が多く苦労が多い職種です。
テストの項目が1000件を超えるシステムはざらにあり、工程によっては残業が増えたり休日出勤をしなければならなかったりと、プライベートの時間を作るのにも苦労しています。プロジェクトが終わるとまったく別業種のシステム開発にあてがわれることも多く、日々異なる専門知識や新しい技術の習得するための努力も必要です。
顧客のIT知識がとぼしい中システム開発を行う場合、会話中に専門用語が正しく伝わらず、仕様がなかなか決まらないこともあります。逆に顧客の専門性が高い場合のシステム開発は、顧客が言う業務内容を把握するのに大変な時間を要する場合もあります。
いずれにしても顧客とのコミュニケーションで苦労することは多く、システム開発の成功にも大きく影響するために避けては通れない道と言えるでしょう。
このように苦労が多いIT業界のエンジニアですが、やりがいも多くあります。
はじめはまったくコミュニケーションが取れなかった顧客から圧倒的な信頼を得ることができたときは喜びもひとしおになり、システム稼働によりユーザーに感謝されることも多いです。
プライベートの時間がとりにくい職種ではありましたが、働き方改革により残業時間の上限を決めるなどの対策を取る企業も増えてきました。エンジニアの悩みであったプライベート時間の充実については、近々に解決される傾向にあります。
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